200908

2009/08/03
酔っ払い
酔っ払いは迷惑な存在であるが
酔っ払うことが酒の存在する理由でもある
酩酊することで得られることはないが
ただ酔いたいときもある
酒で失敗したとしても
ただ飲みたい気分になる
たとえ迷惑な存在だったとしても


2009/08/04
蕎麦屋
蕎麦屋は酒を飲むのに良い
だしをふんだんに使った料理
店ごとに特色ある卵焼き
旬の食材のてんぷら
ぬきの数々は
これぞ酒の肴といったところ
酒は日本酒や焼酎の蕎麦湯割り
最後にもり
蕎麦湯を楽しんで店を後にする

気をつけるべきは
蕎麦屋はだらだら居てはいけない
酔いつぶれてはいけない

蕎麦屋では粋を楽しみたいものだ


2009/08/05
酒がいつから飲まれてきたかは知らないが
人が酒とうまく付き合っていくのは難しい
節度をもって飲むこと、これが難しい
酔うのは良いが、
TPOにあわせて楽しく飲めるようになるには
やはり節度が必要である
どのくらい飲んだらどういう風に自分がなるか
またその日の調子によっても酔いは違う
今どのくらい飲んでいるか
そういったことを少し気にかけて飲んでいたいものだ


2009/08/06
ビール 
自宅で夜遅くまで、
だらだらビールを飲んでいると
ビールが缶に残ったまま寝てしまうことがある
翌昼ごろようやく目が覚めたとき
のどの渇きを覚え
ぬるく炭酸のぬけきったビールに手を伸ばす
普通であればとても飲む気にもならないのだが
体も気が抜けきっているせいか
うまく感じるのだから不思議なものだ


2009/08/07
二日酔い
お酒を飲む人間であれば
度合いの大小はあれど
一度は経験するだろう二日酔い
止めとけばよかったと思いつつ
頭や胸などあちこちから警告がだされる
夕方になり体調が戻ると
また杯に手が伸びる
まったく酒飲みは
太古から成長していないのだろう


2009/08/10
筑前今様
酒は呑め呑め
呑むならば
日本一のこの槍を
呑みとるほどに
呑むならば
これぞまことの
黒田武士


2009/08/11
すだち

立秋の頃は

焼酎のロックにすだちをしぼり

焼き魚をつまみに飲む

まだ暑い時期に

なんとなく秋を感じるひとときである



2009/08/12


世の中には酒自体うまくないものがあまりに多い
味はくどく、
変に甘かったり、
ひねていたりなど
まったく飲む気もおきなくなる

 

それらは
そもそも作り方が下手
保存方法が劣悪
酒に余計なものを足しすぎている
など

 

つまるところ
どんな酒を飲ませたいのか
伝わってこない
ただ作った酒で
酒にも飲み手にも訴えるものがなく
造り手の誇りもない

 

いい酒ができるのは
酒に対する情熱あってこそかもしれない



2009/08/13

発泡酒
いわゆる第2第3のビール
販売当初は味も存在も疑問であったが
最近は味もそれなりのものになってきている
また存在そのものについてではあるが
酒という存在そのものが
税金との戦いで発展したという
歴史的経緯があるのだから
なかば出てきたのが当然なのかもしれない

 

ビールでないものがビール扱いされ
本当のビールが駆逐されかねないのでは
という一抹の不安もあるが
値段だけで酒を飲むわけでないのも
人と酒の関係であるから
きっとビールも発泡酒も
ますます磨きがかかることだろう



2009/08/14


本家が月遅れ盆のため

毎年この時期に一族が本家に集まり

ご先祖を祭るのもそこそこに

酒を飲む


まぁ酒はそれほど良いものはないが

肴として

サトイモの小芋の煮っ転がしが

とても好きで

よく食べていた


ここ数年は欠礼しているが

そのうちサトイモを食べに

顔でも覗かせ

酒でも飲もうと思う


2009/08/17

ソルティードッグ
汗をだくだく掻いた後
ソルティードッグを流し込む
喉の渇きを癒すのもそうだが
塩気がとてもうまく感じる
グレープフルーツの酸味と苦みも良い

 

カクテルもいろいろあるが
汗を掻いた後はソルティードッグが最高だ
もっとも、自分で作るときは
グラスの縁に塩をつけるわけでもないから
カクテル自体はブルドッグ
飲み手はソルティードッグって感じだろうか


 
2009/08/18


酒を飲まない人にも
個人的には酒のおいしさを知ってもらいたくはあるが
それこそ押しつけて飲ませるものでなし
つらつらと酒はうまいよと語りかけるのだが
それこそ余計なお世話なのかもしれない

 
 
2009/08/19
ウィスキー
この時期、ウィスキーを冷凍庫に放り込み
帰宅してストレートで
体に流し込む
のどが一気に冷えた後
カッと体中に血が廻るような感覚
まさにAqua-Vitae
 
 
2009/08/20
客中行 李白
蘭陵美酒鬱金香
玉椀盛来琥珀光
但使主人能酔客
不知何処是他郷

 


2009/08/21
般若湯
訳せば、知恵の飲み物というところになるのだろう
自分には酒はとても知恵の飲み物とはなっていない



2009/08/31
アブサン
アブサンには独特な魅力がある
なんともいえない癖
水を垂らすと乳白色に変わり
酔いを誘う

 

 

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