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200909

2009/09/01
酒税
政変にともない酒税法を改正するつもりらしいが
正直、アルコール度数に比例して課税されては
日本酒、焼酎といった酒の多様性が
後退しかねないのではと危惧している。
アルコール度数に比例した場合では
原酒のアルコール度数が20%を越える日本酒など
いくら値上がりするのか?
蔵出し原酒なんかは消えてなくなり、
以前のように15%以下の日本酒ばかりにでもなるのか不安だ。
 
酒を文化として見ているならば
アルコール度に比例してなんて発想には至らないと思うのだが、
さてどうなるやら。
 
 
2009/09/02
デキャンティング
日本酒好きで日本酒ばかり飲んでいたころ
ワインおよびデキャンティングの意味すら理解していなかった自分は、
正直デキャンティングにそれ程意味があるのかと思っていたが
(格好だけだろうくらいの認識であった)
デキャンティングをちゃんとされたものを飲んでみると
もちろん、デキャンティングしても味に変化のないものもあるが
前後の味と香りの違いに驚き、
自分の認識に誤りがあったと恥じ入るばかりであった
 

2009/09/03
万葉集
太宰帥おほみこともちのかみ大伴の卿の酒を讃めたまふ歌十三首とをまりみつ

験しるしなき物を思もはずは一坏ひとつきの濁れる酒を飲むべくあらし
酒の名を聖ひじりと負ほせし古の大き聖の言の宣しさ
古の七の賢さかしき人たちも欲ほりせし物は酒にしあらし
賢しみと物言はむよは酒飲みて酔哭ゑひなきするし勝りたるらし
言はむすべ為むすべ知らに極りて貴き物は酒にしあらし
中々に人とあらずは酒壷さかつぼに成りてしかも酒に染みなむ
あな醜みにく賢しらをすと酒飲まぬ人をよく見ば猿にかも似む
価あたひなき宝といふとも一坏の濁れる酒に豈あに勝らめや
夜光る玉といふとも酒飲みて心を遣るに豈及しかめやも
世間よのなかの遊びの道に洽あまねきは酔哭するにありぬべからし
今代このよにし楽たぬしくあらば来生こむよには虫に鳥にも吾あれは成りなむ
生まるれば遂にも死ぬるものにあれば今生このよなる間は楽しくを有らな
黙然もだ居りて賢しらするは酒飲みて酔泣するになほ及かずけり

大伴旅人


2009/09/04
酒屋
酒屋というのもピンキリで
同じお酒のはずなのに扱いがひどいため
味が劣化している店が多々ある
せっかく良い酒がだいなしにされていると
何のためにこんないい酒を仕入れたのか
と嘆きたくなる


2009/09/07
秋刀魚と日本酒
秋刀魚を肝までしっかり焼き
スダチと大根おろしで頬張る。
日本酒で口を注げば
秋刀魚の旨みが拡がる
これぞ秋味と堪能する


2009/09/08
日本酒
日本酒の醍醐味は
コメの味と香り?
魚との相性の良さ?


2009/09/09
休肝日
休肝日は週に2~3日あると良い。
体も休まる

現実的には休肝日は0
年間でも0
ここ数年でも記憶がない。

程度こそあれ、アルコール依存症ということなのだろう。


2009/09/10
酒の効用
料理の味を引き立てる
気分転換
といったところか

 
2009/09/11
酒のつまみ
酒のつまみと言えば
やはり乾きものが王道だろうか

TVを見ながら
ビール等を片手に
あたりめ、ナッツ類、煮干、ポテチなど
気軽につまめ、
あるとやはり口に運んでしまう。


2009/09/14
酒嫌い
多くの酒嫌いな人は
酔っぱらった人に対する嫌悪だろう
自分もご多分にもれずであるが
みっともなかったり、
理論的でなかったり、
感情的であったり、
理屈がまかり通らない、
挙動不審?
酒臭い
などなど

当たり前のことだが、酒飲みの人格と酒のおいしさは別
そういった感情は抜きにして
酒そのもののおいしさを感じてもらいたいものである


2009/09/15
焼酎
焼酎を黒じょっかで熱めにし
ちょこで一口で飲みきる
あれやこれやと話しながら
また注いではでは飲む
直に体の芯からほてりだす
 

2009/09/16
独り酌みて
酒を人と語らいながら飲むのも良いが
独りで月でも眺めながら
秋の夜半を静かにかみしめるのも良いものだ
 
 
2009/09/17
独り酌みて2
秋らしくなってくると、
蚊などに悩まされず
昼に野外でビールを飲みながら
独り何を考えるでもなく
秋という季節を楽しむ


2009/09/18
燗にするときの温度も様々
人肌程度にあう酒
熱めがあう酒
温度によって香りも変わる
色々試してみるのが楽しい
 
 
2009/09/24
ワイン
先日、某ワイナリーに行った。
色々試飲してみたが
こんなブドウの品種があって
日本でもできますよというだけのことで
正直味や香りはとても及第点には及ばない
何を目指したいのか全く理解できないものだった
 
 
2009/09/25
酒を買うとき
酒を見てこれはと思うときがある
まったく予備知識もなく
酒屋でコメントもないが
これは飲んでおかないと思いこみ
購入する
不思議とこうして買った酒が外れない
とても満足できるものばかりである

 
2009/09/28
ヴァイツェン
うす濁りし、甘いテイスト
無性に飲みたくなる時がある
 
 
2009/09/29
コップ酒
屋台や立ち飲み屋、ラーメン屋なんかは
コップ酒が良い
おちょこなんかで飲むのは場違い
行儀が良いばかりでは面白みに欠くといったところだろうか
 
 
2009/09/30
酒のあとさき
私は日本酒の味はきらひで、
ビールの味もきらひだ。
けれども飲むのは酔ひたいからで
…略…
酔つ払つた悦楽の時間よりも
醒めて苦痛の時間の方がたしかに長いのであるが、
それは人生自体と同じことで、
なぜ酒をのむかと云へば、
なぜ生きながらへるかと同じことであるらしい
…略
 
坂口安吾「酒のあとさき」
 
まぁ、酒の飲み方もそれぞれだが
いまどきこういう飲み方をする人も珍しくなった
 
嫌いなら飲まなきゃいいのにと
昔は思ったりしていたが
飲んで後悔しながら
また飲んでいるというのも
人生の一面かと思うようになってきた
 

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